我が息子は現在中学生。
小学校時代はスポーツ少年団(スポ少)に入団していました。
もともとスポ少と聞くと「大変」「親の負担がキツイ」というイメージで、私には絶対に無理と思っていました。
ところが、そんな私がひょんなことからスポ少に我が子を入団させることになったのです。
しかもシングルマザーの私が・・・
正直に言うとめげそうになったことも数知れず。
そんな中でやり遂げたからこそ感じた想いも交えてスポ少いついて記事にしていきます。
スポーツ少年団とクラブチームの違い
子供がスポーツをしたい!となったときに視野に入れるのが3つあると思います。
①スポーツ少年団
②クラブチーム
③スクール
- スポーツ少年団
-
・一般的に地域や学校で組織され、子どもたちにスポーツを楽しむ機会を提供する
・レクリエーションがある
・チーム運営のために保護者の密な協力が必要
・低コスト - クラブチーム
-
・より競技力や競争を重視した活動を行う
・遠征等が多い
・レベルに応じてチームがあり、より優れた選手を育成することが目的
・費用が高い - スクール
-
・プロの指導者によって指導されるプログラムで専門的な技術や戦略を習得することを目指す
・個人のスキルの向上を重視する
・試合がない、または少ない
・費用が高い
それぞれの良さや特性があるので何を重視するかによって選択肢が変わってきますね
うちの息子はただ、友達がいたからという単純な考えからでした・・・
スポ少の保護者の仕事や費用負担はどれくらい?
これはチームによって異なりますが、基本的な負担を我が家を例にして紹介します。
保護者の仕事
子供の練習時の送迎
試合時の送迎
遠征の送迎&引率
練習場所のカギの管理や当番
各役員ごとの仕事(会長、副会長、会計など、高学年から順番に決めることが多い)
この他に、練習試合などで人数が足りなかったときに審判などをしたこともありました。
これは素人の私には難易度高かったです。
日常の負担はクラブチームとさほど変わりませんが、担当する役員によって仕事量が大きく異なります
会長をしていたママは、やることが多くてすごく大変そうでした
また、気になる費用についても我が家を例にしてご紹介します。
各自の必要道具代は除いています。
費用
部費:月2000円
運営費:年4500円
登録費:年700円
スポーツ保険(子供):年800円
スポーツ保険(送迎用):年800円
遠征時のガソリン代&高速代
宿泊遠征時の宿泊代
指導者への御礼代
レクリエーション代(クリスマス会や懇親会など)
この他に、チーム主催の練習試合をしたときに、相手チームに御礼のお菓子や飲み物などを割り勘して出すこともありました。
月々の費用は少ないが、遠征数が多いと高額になる
息子が所属していた時は、コロナ渦も明けて泊りの遠征がすごく多く、費用が結構かかった印象です。
クラブチームと出費変わらないじゃーん、と密かに思っておりました
ママ同士の人間関係は大変?
私がスポ少に入って最初に驚いたことは・・・
ルールを守れない子には、我が子だろうがよその子だろうがしっかりと注意をする
ということでした。
よその子に注意をするとは、なかなか私には躊躇してしまうことでした
でも長年スポ少に在籍しているママたちは慣れたもので、うまく子供をまとめておられました。
このように、親も子供も関りがとても濃密です。
ちなみに・・・
熱心な親御さんが、ミスの多かった子供を注意して、そのママにも注意して、最後まで何かにつけて指摘をして、険悪だったということがありました。
人間関係が密なので楽しい人には楽しいですが、苦手な人には苦痛だろうな、と思います。
シングルマザーで大変だったことや乗り越えたこと
両親が揃っていて協力的なパパさんがいらっしゃる家庭だと送迎や仕事を夫婦で分担しているのでママの負担も少なくなります。
私の周りも両親で参加している家庭の方が多かったです。
でも、私と同様にシングルマザーのママや、パパはいるけど全く不参加という家庭ももちろんありました。
シングルマザーで困ること
- 兄弟の面倒を見れない
-
これが一番心苦しかったです。
幸いうちの娘は中学生で一人で留守番もできて家事も協力的でしたが、やはり放置している罪悪感はありました。
小さいお子さんのいる家庭は一緒に試合などに連れてきていましたね。 - 自分の時間がとにかくなくなる
-
休日に朝から夕方まで付きっ切りになることが多かったので休む暇はなかったです。
- 長距離の運転
-
チームの決め事によりますが、私のいたところは遠征などがある時は交代で配車をしたり運転をしたりしていました。
長距離をよその子を乗せて運転することは責任重大に感じましたし、疲労感が半端なく、この時はパパがいるといいなと思いました。
スポ少の負担を乗り越えた方法
- できないことはしっかりと伝えた
-
これは自分と子供の負担を少しでも軽くするために重要です。
我が家は色々頑張ることができても、宿泊の引率はさすがに娘がいるのでできませんでした。
その点を伝えて理解してもらい、担当から外してもらいました。
ただ断るのではなく、その代わりの自分にできることを提案して、負担にならないことをやりました。 - 自分も楽しんだ
-
スポーツを頑張っている子供がどんどん成長しているのを日に日に感じることができます。
試合でも練習の成果を発揮でき、親としてとても楽しく応援することができます。
そこまでいくと嫌でたまらなかった引率もとても楽しく感じるようになりました。 - 人にお願いする
-
私は土日が仕事のことも多く、送迎などが無理な場合はママ友にお願いしていました。その代わりに自分ができる日は引き受けたり、臨機応変に対応していました。
娘のことが気になる時には母に頼んで一緒にいてもらったりもしていました。
人に甘えることも大切ですよね。
シングルマザーにスポ少はおススメか?
スポ少で数年過ごしてみての印象は、チームによっては昔ながらのやり方で、あまりアップデートされていないところが多かったりする感じがありました。
指導者の方の方針によっても負担は全く異なると思います。
シングルマザーにスポ少をおススメするかどうかと聞かれたならば、
正直に言うと答えは
NO
乗り越え方も書きましたが、それでもやはり大変でした。
でもやり切った達成感はハンパなくあり、とっても清々しい気分です。
それを感じたい方にはおススメします(笑)
ただ、スポーツの大切さは痛感しました。
子供の自信にもつながりますし、本当に協力してあげれて良かったと心から思います。
なので、「スポーツをさせたいけどできるだけ費用を抑えることを重視する」人にはスポ少がおススメです。
大変かどうかの基準は人それぞれですし、チームによっても負担度は違いますので、まずは見学に行って気になることを聞いてみるのが一番だと思います。
まとめ
シングルマザーで大変なことも多々ありますが、スポ少での主役は本来子供です。
息子も全くの初心者から始めて、練習や試合で悔しい経験もたくさんしました。
そして「できなかったことが普通にできるようになり、活躍もできるようになった」という成長をしっかりと見ることができたのはスポ少だったからだと思っています。
私がもしもクラブチームに所属していたならば、全て丸投げしていたであろう。
そのため、ここまでの成長を見守ることはなかったように思うからです。
親も子供も向き不向きがありますので、体験や見学を色々してみて決めたらよいと思います。
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