「腸活」という言葉は今や誰でも聞いたことがあると思いますが、腸活とは一言で言うと、腸内環境を良い状態に整えることです。
この腸を整える効果がとにかくメリットだらけでスゴイのです。
たまこわたし、腸活という言葉だけでワクワクします
腸には食べ物を消化・吸収したり、免疫力を高める働きがあります。
第二の脳と呼ばれ、身体だけでなく心にも影響を与えると言われていますので、心身ともに健康になる効果が期待できるんですよ。
良い腸内環境って何だろう?
腸内細菌を大きく分けると以下の3つに分けられます
①良い影響を与える善玉菌
②悪い影響を与える悪玉菌
③善玉菌と悪玉菌のどちらか優勢なほうにつく日和見菌
腸内環境が良ければ日和見菌は善玉菌のように働いてくれ、この腸内細菌のバランスを腸内環境を言います。顕微鏡でのぞくとまるでお花畑のように見えることから「腸内フローラ」とも呼ばれています。


良い腸内環境とは腸内フローラのバランスが整った状態を指します
善玉菌が多い場合
善玉菌は腸の活動を活発にして便通の改善や体内の毒素を排出するというデトックス効果があります。
その他には
疲労回復効果
美肌効果
免疫力を高めてアレルギーの予防効果
などがあります。
悪玉菌が多い場合
腸の働きが鈍くなり、便秘や下痢を起こしやすくなります。
便秘によって腸内の老廃物が有害物質を生成して次のような症状が出たりします。
おならや便がくさい
口臭や体臭がくさい
肌荒れや頭痛
生活習慣を整えて腸内環境のバランスを整えることが「腸活」です
腸活の6つのメリット
①便秘や下痢の改善
腸活によって腸内環境が整いますので、まずは一番わかりやすいのは便通が良くなることです。
腸内環境が乱れることによって消化吸収の働きが低下して発生するガスにより、おならが頻繁に出たり、くさかったりする場合にも改善が見られます。
②ストレスや睡眠不足の改善
「腸脳相関」と言われ、腸と脳は相互関係にあります。
脳から自律神経を介して腸に影響を与えますが、逆も然りです。
腸が整うと自律神経が整う⇔自律神経が整うと腸が整う
つまり、腸活によって正しい生活習慣や食事の改善がされることにより、自律神経が整ってストレスが軽減されるということになります。
また、不眠の原因として自律神経の乱れと腸内環境の悪化がありますので、腸活によって自律神経が整うと睡眠不足の改善にもつながります。
③ダイエット効果
体脂肪は「短鎖脂肪酸」の量によって変わってくることがあります。
善玉菌によって腸で作られる酸のことで人体に良い影響を与える
この短鎖脂肪酸には脂肪の蓄積抑制作用がありますので・・・
腸活によって腸が整う 短鎖脂肪酸が産生される 体脂肪が減る
ということに繋がります。
④美肌効果
腸活によって、食べたものが腸でしっかりと分解をし、栄養も十分に吸収されます。
不必要な未消化物や毒素は排出される、という体にとって正しい流れができます
毒素が排出されない場合は腸から血管に流れ、全身を巡り肌にダメージが与えられ、ニキビや吹き出物、肌荒れなどの肌トラブルが発生してしまいます。
腸活によって正しい消化吸収が行われると美肌につながっていきます。
⑤アレルギー抑制効果
アレルギーの9割は腸で治る!
すごく魅力的なタイトルで、私が本屋さんで見つけて即買いした本です。


この本では、心身の健康に大切な免疫力は腸内細菌がカギであるということが書かれています。
著者によると現代人は腸内細菌が少ないことからアトピーなどのアレルギーになる人が増えてきたとのこと。
ステロイドは、免疫反応を落として炎症を抑制するのですが、もちろん、この治療法は一時的なごまかしでしかありません。症状は緩和されても、結局はリバウンドを起こすなどして、根治するのは難しいのです。
アレルギーの9割は腸で治る!
私も20代のころから乾癬という病気に悩まされ、長年ステロイドを使用してきました。一時的なごまかしをしてきただけなのを長年体感しているので、身体の内側から変えたいと思い、腸活に取り組みました。
やはり、腸活をしているときは乾癬も落ち着いており、痒みもおさまっています。時には食事が乱れることもあります。その場合やはり痒みが顕著に表れますので腸活の効果をすごく実感しています。
⑥波動を上げて開運効果
腸活は健康やダイエットだけでなく、目に見えない運にまで関係があるようです。


こちらはタイトルが気になって購入した本で、透視能力のある占い師の著者が、腸と開運についての関係性や、体質別の食事や習慣についてまとめられています。
本書では「人間は考えるちくわ」と表現されています。
このちくわの穴に、何かが詰まってしまったらどうでしょう。流れは滞り、毒素や悪い気がたまり続けることになります。
腸開運
この、悪いものがたまる場所が体の中心、つまり腹なのです。
腸を整えるということは気の通りを良くする
気(エネルギー)が勢いよくめぐる
運が良くなる
また、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンとドーパミンの多くが腸で作られています。つまり腸内環境が良ければ幸せ物質が増えてさらに幸せを引き寄せる、ということになりますね。
腸内環境が悪くなる原因
腸内環境を整える上で、良いものを取り入れるということは大切ですが、それよりも重要なことは悪いものを取り入れないということです。
そのため、まずは腸内環境を悪化させる代表的な腸に悪いものを知っておきましょう。
添加物
添加物は腐敗をおさえたり、保存期間を延ばしたり加工の段階で使用される化学薬品ですが、本来人間が口にするには不自然・不要なもので体内での分解が難しいです。「安くて便利」のために世の中では大量に使用されていますが、摂取するごとに腸内環境はボロボロになってしまいます。
白砂糖
砂糖は悪玉菌の大好物な「えさ」であり、依存性が高く、口にすればするほど欲してしまいます。甘味が欲しい場合は料理にはみりんやはちみつで代用したり、摂る甘味に工夫をしてみると良いですね。
抗生物質
抗生物質は体内に侵入した細菌を殺すもの役割があり、体調不良のときなどに使用しますが、同時に必要な腸内細菌までダメージを与えてしてしまうというデメリットがあります。
ストレス
前述したように「腸脳相関」ということから、ストレスが腸の健康に影響を与えてしまいます。ストレスが強い場合には腸内のバリア機能が低下して炎症を引き起こしてしまいます。
食べ過ぎ
必要以上に食べ過ぎると、未消化物が排出されず悪玉菌が増殖してしまいます。腸が汚れて消化管全体の流れも遅くなってしまい、さらに毒素の処理もできなくなっていく悪循環となってしまいます。
腸内環境を整える食べ物
腸内環境を整える食品はたくさんありますが、その中でも代表的で常備したい食品を紹介します。
納豆
腸活には発酵食品は全般的に効果的ですが、その中でも安価で手軽に取り入れられる納豆は、たんぱく質やイソフラボンもとれる栄養価の高い食品です。納豆に含まれる納豆菌は大腸で善玉菌のエサとなり腸内環境を整えてくれます。
ヨーグルト
ヨーグルトには乳酸菌やビフィズス菌などさまざまな善玉菌が含まれています。腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らし、便秘解消効果や肌トラブルの改善にも役立ちます。
海藻類
わかめ・ひじき・もずくなどの海藻類には水溶性食物繊維が含まれています。水溶性食物繊維には善玉菌のエサとなり、活性化させる働きがあります。
味噌
味噌も優秀な発酵食品でお味噌汁として毎食手軽に口にすることができます。乳酸菌が豊富で腸活に良い味噌ですが、乳酸菌は熱に弱いのでお味噌汁を作る時や、温め直す時に沸騰させて乳酸菌を死滅させないように気を付けましょう。
キムチ
白菜などを発酵して作られたキムチも代表的な発酵食品です。生きて腸まで届く乳酸菌が豊富で、食物繊維もとれますので冷蔵庫にあると手軽に食べれる便利な食品です。
キノコ類
きのこには食物繊維が豊富で、善玉菌のエサとなったり、腸内を綺麗にしてくれます。冷凍もできますので保存して常備しておくと便利です。
まとめ
腸活として、まずは悪い食べ物や習慣を避けること、腸内環境を整えてくれる食材をご紹介しましたが、この他にも運動も有効です。
また、脳と腸はお互いに影響を与えるという点では、腸に直接アプローチするという以外に、自律神経のバランスを整えることも大切になってきます。
・ストレッチや軽い運動をする
・朝日を浴びる
・湯船につかる
・就寝前のスマホをやめる
・好きな香りや音楽を取り入れる
まずは取り入れやすい方法から試していってみてください。
腸活を始めると早い人で2週間ほどで効果が実感できると言われています。メリットだらけの腸活を是非生活に取り入れていってみてください。


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