引き寄せの法則とは自分と同じ周波数(感情)の出来事が引き寄せられて現実に現れるというもの。
つまり「出したものが返ってくる」ということです。
数年前に引き寄せの法則を知ったワタシは
ふむふむ、良い気分でいればいいのね!
ネガティブなことは考えちゃだめ、ポジティブにポジティブに・・・
と、イヤだと思う感情が起きても一生懸命ガマンして切り替えようとしていました。
ところが、良かれと思ってやっているのに、状況が良くなるどころか悪いことばかり起きたのでした。
あまりにも立て続けに嫌な出来事が起こるので、
今まで我慢していた感情が爆発して吐き出すとネガティブな出来事がピタリとおさまりました。
これは一体どういうことなのでしょう?
陰陽の法則を知る
「陰陽」という言葉を聞いたことがあると思いますが、この世は全て陰陽の法則でできています。
もっと大きな視点でみると宇宙の万物すべてがこの法則に則っています。
陰と陽というのは光と影のように正反対の性質のことを言いますが、光と陰でセットです。
光があるから影があるのですね
【陰陽の例】
陰/陽
女性/男性 ・ 夜/昼 ・ 地/天 ・ 月/太陽 ・ 静/動 ・ 暗い/明るい ・ 裏/表 ・ 弱い/強い
ネガティブを陰陽に分けると陰、ポジティブは陽ですが
陰と陽でセットなのでポジティブだけあるということは実はあり得ません。
ポジティブがあるということは必ずネガティブもあります。
「ポジティブは良くてネガティブは悪い」ではない
陰陽は二つで一つであり、どちらもなくてはならないものになります。
プラスがあるからマイナスがあり、マイナスがあるからプラスがある。
陰と陽は一方があるから一方が存在し、どちらもなくてはならない
陰陽の法則からみると物事のすべてに陰の面と陽の面があり、表裏一体で成り立っています。
つまり、何度も同じことを言いますが
ネガティブの面があるということはポジティブの面があるということで
どちらが悪い、良いということではない、ということになります。
そうは言ってもネガティブなことは経験はしたくない
と、思いますよね。でも・・・
ネガティブをネガティブだと意味付けしているのは自分自身なのです。
私たちが「イヤだ」と思っている出来事は、
自分が「これはネガティブだ」と指定しているだけで
実は見方を変えればポジティブにもなるんです。
物事の捉え方や受け取り方で全然違うものになります。
そこに意味付けをしているのは自分だったのですね。
ネガティブに蓋をするとどうなる?
ネガティブな出来事が起きたり、ネガティブな感情が出てきたりした時に、
過去の波動の存在を知ったばかりの私のような人は
ネガティブなことを思うとネガティブを引き寄せるから封印しよう
としてしまいます。
でも陰陽の法則から考えると、
ネガティブ(陰)を封印してポジティブ(陽)だけにすることはできません。
それなのに、ネガティブを感じなくしようと無理にフタをするということは自分に嘘をついて自分から逃げているということになります。
感情は自分の内側からのサインです。
そのサインを見ないふりするということは、自分に嘘をついているということです。
そうなると・・・
ネガティブな感情に蓋をする
自分の意識の中でネガティブが起きる
外からもネガティブを引き寄せる
という引き寄せの法則が働いてしまい
思ってたんと違う
ということになってしまうのです。
ネガティブな感情を我慢したときに自分に起きていること
愛のエネルギーで満ち溢れているのが本来の私たちの姿です。
愛のエネルギー??それってどういうの?
それは
赤ちゃん
赤ちゃんは感情を我慢することなくありのままを表現します。
泣くことを我慢したりすることはないですよね。
私たちが成長するにつれて我慢を覚えたりしていきます。
そしてイヤだと思う出来事があっても我慢して乗り越えていきます。
ところが、乗り越えていると思っていますが
実はネガティブな感情を抑えつけただけで感情は消化不良のまま体の中に残っているのです。
感情が体の中に残るとどうなるの?
残ったままでいると、また出てくるんです
え?どういうこと?
本来感じるべき感情を感じずに蓋をする
潜在意識はあきらめない
また同じネガティブな感情を味わわせようとする
同じ感情が出るような出来事が起こる
というネガティブの繰り返しが起こるのです。
ネガティブ感情の対処法
ネガティブな感情は自分に嘘をつかず、まずは受け止めましょう。
自分の中で大丈夫だと思っていないのに「大丈夫大丈夫」と流すことではありません。
感情を無視するのではなく、受け止めて向き合うことが大切です。
ここまで読んでくださると大体の対処法はお分かりかと思います。
その方法が、そう、
ネガティブな感情を感じきる
ということです。
やり方はネガティブを感じた時の自分の体感を感じきるというものです。
体感は人それぞれ違うと思いますが、
私は胸のあたりが「キュッ」とします。
「恥ずかしかったこと」「人に嫌味を言われたこと」「腹の立ったこと」などの蓋をしたイヤだったと思う出来事は思い出してもキュッとする感覚があります。
自分の体感を身体に出る感覚がなくなるまで感じきると完了です
これをせずに、嫌だと思う感情を見ないふりしたり、嫌なことを嫌なことで終わらせたりすると、自分の見えない内側でまた嫌なことを引き寄せてしまいます。
まとめ
ネガティブ感情を感じきらずに、気を紛らわしたり、気分を切り替えてポジティブに無理やり変換しようとすることが大半の人の行動だと思います。
前述のように私もそうでしたが、そのやり方が逆に望んでいない出来事を引き寄せていたことにとても苦悩しました。
「ポジティブが大切なんじゃないの~?泣」と。
もちろんワクワクしたりすることは大切なのですがネガティブを無理に抑えてのポジティブ思考というのは違っていたんですね。
感情を感じずにそのままにすると自分の中に違和感が残ってしまいます。
出てきた感情に抵抗せずに感じきるだけでより豊かに人生が変わっていくと思います。
最初は今までと真逆のことをするので大変だと思いますが是非挑戦してみてください。
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