学生の頃、簿記の授業がありましたが、その頃は全く興味がなかった分野だったので
ちんぷんかんぷんのまま資格も取れず終了しました。
大人になって簿記が分からないことで恥ずかしい思いをしたことがありました。
簿記って会計の仕事をしていない人でも
知識として持っておいて損はない資格だと思っています。
子どもが産まれ、また社会に復帰したいと思った時にまず思ったのは
「よし!簿記を勉強しよう」ということでした。
独学で2級まで取得して、その後、会計事務所で働いた私のお話をご紹介します。
日商簿記検定3級を独学で合格した方法
簿記を入門するにあたって私の場合、選択肢は独学一択でした。
なぜならお金が最小限で済むから。
やってみて思ったのは簿記3級は独学でも十分いけます。
私がやり始めたときは子供が小さかったので昼寝の時間や、夜寝た後の隙間時間を見つけて
テキストを読んでいました。
テキストも色々な種類が出ていて迷いましたが
私が簿記3級合格するまでに使用したテキストはコチラです。
これ1冊のみで3級に合格しました。
スッキリわかる 日商簿記3級 第14版 [ 滝澤 ななみ ] 価格:1100円 |
スッキリわかるシリーズはこの後の2級の勉強のときにも
使用したのですがチラホラとイラストが入っているので
文字ばかりよりもスッと頭に入って残りやすく
テキストの後ろに問題集もついているので、これ一冊の反復学習で3級なら合格できると思います。
私の勉強法はとにかくテキストを読み、分からないところは何度も読んで理解をし、
ひたすら問題集を解いて書くという繰り返しでした。
「書く」ことが重要だと思います。
難易度が高くなる簿記2級合格に向けた勉強法
簿記3級を入門してからひたすら問題を解いて分かってくると
「簿記っておもしろい」と思うようになりました。
でも、簿記2級は一味違いました。
工業簿記も入ってきて範囲も難易度も3級よりも高くなります。
私は第二子がお腹の中にいるときに
せっかく休んでいるんだから時間を有意義に使って資格の勉強をしようと思っていたのですが
結局ダラダラとしていたら出産をして子育てに追われている最中に勉強するハメになりました。
2級の勉強も、3級から使用していて慣れてるのと、分かりやすいのでこちらのテキストを使用しました。
スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記 第15版 [ 滝澤 ななみ ] 価格:1650円 |
スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記 第11版 [ 滝澤 ななみ ] 価格:1650円 |
まさかの簿記2級不合格に
範囲は広くなるけど3級は余裕で合格したので大丈夫だろうと思っていました。
それでもいつものテキストについている問題集を何度も解き、
準備は万全と思い受験しました。
しかし、当日の問題にびっくり。
どんなだったかははっきりと覚えてないのですが、
こんな角度で問題くるの?というような想定外の問題が出た記憶があります。
結果不合格。
合格率を見てもその回は通常に比べても低かった。
すごくショックでした。
タイミングも悪かったのかもしれないけど自分の甘さを痛感しました。
簿記2級に再受験で合格した勉強法
テキストをひたすら読み、付属する問題集を解いていたので
基礎知識はついていた。
あとは応用編だと思い、とにかくひたすら問題を解くことにしました。
そのため2級の再受験前の勉強には問題集を追加しました。
みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商2級 商業簿記 第12版 [ 滝澤 ななみ ] 価格:1650円 |
みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商2級 工業簿記 第11版 [ 滝澤 ななみ ] 価格:1650円 |
100均で大きめのノートを購入し、問題集を解いていました。
2度目の受験だったのでとにかく合格したいという目的で
受験前にはもう一冊、直前予想問題集を購入してどんな問題が出ても大丈夫なように
ひたすら問題を解き準備万端にしていきました。
結果、簿記検定2級合格
すごくうれしかったです。
そしてこの数年後、簿記2級を取得することの恩恵を思い知らされます。
①テキストを読む
②テキストで理解した部分の問題を解く
③応用の問題集を繰り返し解く
①と②はスッキリシリーズのテキスト2冊でできます。
私が不合格だった回のようなことがなければ
上記のテキストのみで合格できそうな気がします。
でもそれだと少し運まかせになってしまうので
別途問題集を購入してより多くの問題を解く勉強をしたほうがより安心ですね。
簿記検定2級を取得したことで会計事務所に採用された
もともと美容業で働いていたので簿記の資格は持ってなくても全く問題はありませんでした。
しかし、数年前に一度美容業をやめようと思ったことがあり、
転職(パート)を決意しました。
その時に私にできること、やりたいこと、を考えたときに
せっかくなら簿記を生かす仕事に就いてみたいということでした。
その時、タイミング良くハローワークに会計事務所の求人がありました。
しかも時給がすごく高い!
ここで働きたいと思いましたが、ハローワークの人曰く、
かなりの人数が応募されているよう。
いちかばちか応募をしようと思い、書類を送付しました。
数日で連絡があり、書類審査合格。
アポをとり、面接に行くと、
面接での内容はやはり簿記に触れられました。
やはり2級って強みなんだとその時にひしひしと感じました。
そして強みを実感したとおりすぐに採用となりました。
会計事務所での仕事内容
私の会計事務所での業務はほとんど入力業務でした。
やはり簿記の知識がないとできないなあ、という印象でした。
あと、色々な会計ソフトを使用して入力をするので
パソコン操作はもちろん必須でしたね。
①お客様から預かった資料の整理
②整理した資料の入力
③入力後に不明な点を解決したり、それでもわからないことはお客様に確認する
細かい作業はまだまだありますが大きく分けるとこんな感じでした。
ひたすらパソコンに向かっている時間が多いので
集中力が必要だと感じました。
それとお客様は経営者の方なので電話対応や丁寧な言葉遣いや切り返し、
そういったのも大切だなと思いました。
会計事務所内の雰囲気は殺伐としている
やはり人様のお金の計算をする仕事なので
個人情報の管理には徹底しており、確認作業がとにかく多かったです。
集中する時間が多く、ぴりついた感じがありました。
私は業務時間が終わって事務所を出たら毎日「ふう~~~」となり
やっと息することを思い出したかのような感覚になっていました。
正社員の方々も残業が多く辞めていく方が多かったです。
私は離婚を決意して美容業に戻るために辞めることになったのですが
もう一度働きたいかと言われるとNOと言うと思います(笑)
事務所の会計士の先生の性格によっても異なると思いますが
私がいた事務所以外の人の話を聞いても似たような感じの印象でした。
でも簿記を生かした仕事に就いてみたいという小さな夢は果たせたので
満足です。
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